見た目褒めるのは難しい

1年ほど髪を伸ばし続けている。今までで一番髪の毛が長い。 そうなってくると髪が短い時には気にならなかった髪質というものが気になってきている。

髪質について簡単に自己分析すると「細い、量が多い、柔らかい」となりの猫っ毛となると思う。

そのことを母親に話したら「柔らかい髪質に憧れている」というようなことを言われた。

確かに母の髪の毛は年齢の割にはとても硬い。さわってみたら私の髪の毛は柔らかいんだなとすぐにわかるくらいに。 憧れているということはそのことをポジティブに捉えていているのだろうけど私にとっては結構コンプレックスになっている。

柔らかいのでボリュームが出ない。今の長さだとサイドに多少ボリュームをもたせたほうがバランスがいいのだろうけど そういうことが一切できない。

また、まとまりがないので風が強いとすぐ髪が顔にまとわりつく。

最後に、結んでもかんたんにほどけてきてしまう。 こった編み込みとかそういうのはやってないけどやったら編むのもそれを維持するのも大変な気がしている。

上記より髪質がコンプレックスになっている。 そういったところを褒められた時ポジティブな感情よりネガティブな感情が生まれてしまう。

なぜかというと先天的なもので後天的には変えられない、もしくは変えるのに著しく手間がかかるからだろう。

そういったところは他者から見たら好ましくても本人にとっては好ましくないということは多々あるだろう。

例えば、私は目が細い人が好きだ。笑った時にいわゆる糸目になった時にはキュンキュンしてしまう。

しかし現代日本の特に女性にとっては目が細いというのはあまり好ましくないもだろうから、たとえ褒めてもあまりいい気持ちにはならないだろう。 とても親しい間柄であるなら別だろうが。

地雷を踏んだらなんでもハラスメントになってしまう昨今、一番いいのは容姿について言及しないことだろうが、 素敵な人には素敵だと伝えたい気持ちもある。なのでどう地雷を回避しつつ素敵だと思っていることを伝えたらいいか考えた。

まず大前提として先天的なものが強いものについては一切の言及を避ける。 背の高い男性に対して背が高いですねもやめておいたほうがいい。 勝手に伸びたものだから別段嬉しくないしコンプレックスな人もいる。

女性に対しては言わずもがな。

服装やアクセサリ、ネイルなんかを褒めるのはいいだろう。この辺りは自分で選んだものだし細かいところも見ていてくれるんだなという嬉しさもある。

後天的な努力で手に入れられる身体的特徴は言及してもいいだろうけど距離感によってはハラスメント案件になりそうなので注意したほうがいい。

と、色々書いてきたけど大体が距離感を間違わなければ、 という注釈がつくのであまり距離感関係なく無難なものはないかなと考えた結果「かわいい」がいい。

かわいいは容姿だけでなく雰囲気や性格を含めたものだから、言われて不快になる人はほとんどいないだろう。 米騎兵隊隊員のようなマチズモ100%な人にはやめたほうがいいと思うが。

長々と書いたが人の容姿に対してあまり言及しないほうがいいし、したければ先天的なものは避け、よくわからなかったらとりあえずかわいいって言っておくのが無難だし好感度をマイナスにするような言動は常に避けておこうと言いたかっただけだ。