黙祷しているふりをしている

黙祷が苦手だ。苦手な理由の第一として何をしたらいいのかわからないというのがある。

似たような好意として神社や寺での祈りがあったがこちらは以前にネットで見た神様への願い事ではなく所信表明をすればいいのだと知り何をしたりいいのかわからないということが無くなったのでだいぶ楽になった。

しかし黙祷は何をしたらいいのかが本当にわからない。祈りというのが死者との対話になるらしいが黙祷をするような災害や戦災で亡くなったものが知っている限りいないので対話のしようがない。仮に個でなく全体に対して対話するとなると災害がなくなるように、戦災が起きないようにと個人の力量を超えてしまうのでそんなこと思考の中でも相手に対して言うことはできない。

よって頭の中で何をしたらいいのかわからないので不安になってそわそわしてしまう。これが第二の理由だ。 ただ黙祷の場合大体の場で1分間というゴールが設定されているのでなんとか耐えられるが参拝の祈りはゴールが明確じゃないので辛い。周りに合わせようにも目をつぶっているので気配で察知するしかないしだいたい失敗する。

なので宗教施設では祈りの時に頭の中で考える言葉などをバリアフリーの一環として整備しておいてほしい。